矯正治療の流れ

 矯正治療に興味はあるけど、どうしたらいいか分からないで悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
 ここでは、無料カウンセリングってどんなことをするんだろう?どんなふうに治療が進んでいくんだろう?という疑問をお持ちの方のために、できるだけ詳しくカウンセリングや治療の流れについて説明していきます。

矯正治療のご案内イメージ

初回来院時:無料カウンセリング(1時間程度)

 当院の無料カウンセリングは、まずはお話をしっかりと伺います。その後、歯のサイズなどを計測し、治療方針についてお話ししていきます。そのため1時間ほどお時間を頂戴しています。

①問診票記入

 まずは問診票にご記入いただきます。数分で記入できる簡単な問診票です。

②カウンセリング

 診察にお入りいただきましたら、お悩みをお聞かせください。出っ歯が気になる・噛み合わせが気になる・費用についてなど、気になることはなんでも聞いてください。

③検査

 お話を伺った後は、お口の中と顔周りの検査を行います。歯の大きさ・アゴの大きさ・アゴの動き・噛み合わせ・喉・鼻・筋肉の状態などを見ていきます。

④検査結果・治療方針説明

 検査の結果をお話しします。治療の方法は一つではありません。患者さんの希望にできるだけ合うように、抜歯が必要かどうか、どの矯正装置が治療に向いているか、治療期間の目安などについてお話ししていきます。

2回目来院時:各種検査(1時間程度)

 無料カウンセリング後、当院で矯正治療を開始される場合は検査を行います。この日にお支払いをお願いしています。お支払いは、一括・3分割・ローン(120回払いまで。金利5.8%)から選択していただきます。

①レントゲン・CT撮影

CT

 レントゲンとCTを撮影します。
 レントゲンはセファロという矯正専用のレントゲンです。正面からと横からレントゲンを撮影し、目や耳の位置に対する歯の位置やアゴの角度、左右対称性などを見ていきます。
 CTから歯の根や周囲の骨の情報を得ることができます。CTは3次元的に骨や根の形を知ることができるので、今までは模型上で想像していたことを事実として把握することが可能になりました。

→CTを撮る理由

 セファロもCTも三軒茶屋歯科で撮影可能です。近隣の歯科医院様からの撮影依頼も承っております。

頭蓋骨の正面
頭蓋骨の横向き

②型取り

 今まで、歯医者さんでピンクの粘土のような材料で型をとったことはありますか?ピンクの材料は粉と水を混ぜて作っているので、次第に乾燥して変形していきます。
 そのため当院では、矯正用の型取りは、模型の変形を防ぐためにシリコンという素材で型を採っています。シリコンは緑や紫などポップな色をしています。型取り後にうがいをしていただくと、予期せぬ色のつぶが出てきて驚かれることもしばしばです。こちらの模型は、アメリカに送って、CT画像と一体化してもらいます。

シリコンで型取り

③写真撮影

 お口の中の写真と顔写真を撮影します。治療の経過を記録していきます。
 矯正治療を行うと、歯並びだけでなく、口元の印象も変わりますので、そこも加味して診査していきます。

④同意書にサイン

 治療内容や注意事項が書かれていますので熟読いただき、サインしていただいたら2日目は終了です。

診査・診断(表側矯正の場合)

 1日目、2日目に得た情報をもとに歯科医師が診査・診断を行なっていきます。

 従来の表側矯正の方法は、歯の形態を見て、理想と考えられる位置を想像して装置を装着していました。そのため、矯正治療が進んでいくと、細かい歯の並びを調整するために、矯正用のワイヤーを曲げて歯の向きを整える作業が必要でした。最終段階ではワイヤーは下図のようにたくさん曲げられることになります。

インシグニアのイメージ1

 当院が導入しているインシグニアというシステムは、先にパソコン上で歯を並べます。そして、最終的にワイヤーが真っ直ぐになるためには、どの位置に装置(ブラケット)を付けるのが理想的かをシュミレーションします。

インシグニアのイメージ2
インシグニアでは、調整回数を減らすために、診査・診断時にブラケットの位置まで計画する。

 そのため、準備に時間がかかりますが、最終段階での微調整の回数が少なくて済みます。結果として、インシグニアを用いた矯正治療は

治療期間を37%短縮
来院回数は平均して7回減少

するという研究報告(※1)があります。

 準備期間は約2ヶ月です。その間に、必要があれば虫歯や歯周病の治療を行なっていきます。
 歯の形態が大幅に変わる場合は、型取りの前に治療を行います。

※1:Weber DJ 2nd、Koroluk LD、Phillips Cなど カスタムと従来のプリアジャストされたブラケットシステムの臨床効果と効率の比較J Clin Orthod 2013; 47(4):261-266によるデータ(KAVO 公式HPより抜粋)

3回目来院時:装置のセット(1時間程度)

 歯にブラケットと呼ばれる装置をつけていきます。
 まずは、上か下の歯のどちらかに付けることがほとんどです。徐々に装置の数を増やしていきます。

矯正治療のご案内イメージ
インビザラインのブラケット
カスタムメイドの矯正装置のセット

4回目以降来院時:調整(30分〜1時間程度)

 月に1回を目安に通院していただきます。その際に、治療計画に応じてワイヤーの調整、抜歯やインプラントアンカーを埋める治療を行います。

矯正治療終了時:リテーナーのセット(1時間程度)

 矯正治療が終わったら、リテーナーと呼ばれる後戻り防止の装置を作成します。矯正終了後に、装置を外したまままにしておくと、歯は元の位置に戻ろうとしてしまうからです。せっかく時間をかけて治療したのに、ずれてしまっては勿体無いですよね。リテーナーは、歯の裏側にワイヤーを装着して固定するタイプと、取り外し式のマウスピースがあります。毎日付ける自信のない方には、ワイヤーがお勧めです。

定期検診

 綺麗な歯を維持するために、定期検診に通院することを推奨しています。目安は3ヶ月に1回です。

無料カウンセリングのご案内

 いかがでしたか?その他気になることがございましたら、無料カウンセリングの際にお気軽にご質問くださいね。カウンセリングをご希望の方は、お早めにご連絡いただけますと、しっかりとお時間をかけてお話を伺うことができます。

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